ビデオ撮影業者を選ぶとき、園が確認しておきたい5つのこと

行事の撮影業者を選ぶとき確認しておきたい5つのこと

運動会や発表会の映像撮影を業者に頼むとき、「何を聞けばいいんだろう」と迷ったことはないでしょうか。

映像のことは正直よく分からない。
でも、保護者には喜んでもらいたいし、先生方に余計な負担もかけたくない。

もし業者を新しく探す機会や、今の業者を見直すタイミングがあれば——確認しておくと安心なことを5つ、整理してみました。

1. 費用のしくみがはっきりしているか

まず気になるのは、やはり費用のことだと思います。

撮影業者の料金体系は、実はかなりバラバラです。
「撮影料◯万円+DVD1枚◯円」と明快なところもあれば、「お見積りします」としか言わないところもあります。

確認しておきたいのは、たとえばこんなことです。

  • 撮影料とDVD制作費は別なのか、セットなのか
  • DVD1枚あたりの単価はいくらか
  • 行事の回数やカメラの台数で金額が変わるか
  • 後から追加料金が発生することはないか

もうひとつ、費用を誰が負担するかのしくみも業者によって異なります。
園がまとめて支払うケースと、保護者が1枚ずつ購入するケース。
どちらに対応しているか、最初に確認しておくとスムーズです。

「撮影料はいくらで、DVD1枚いくらですか? 後から追加で費用がかかることはありますか?」

この質問にすっきり答えてくれるかどうか。それだけでも、ひとつの判断材料になります。

2. 「うちの子が映ってない」と言われないか

行事映像に関して、保護者から一番多い声は——

「うちの子が映ってなかった」です。

映像の画質や編集のクオリティよりも、「わが子が映っているかどうか」が保護者にとっては何より大切です。そして、この声は業者ではなく園に届くことがほとんどです。

カメラの台数や撮影体制の詳しいことは、分からなくて当然です。
でも、次のひと言を聞いておくだけで、納品後に慌てずに済みます。

「全員が映るように撮っていただけますか?
 もし難しい場面がある場合は、事前に教えていただけますか?」

この一言を聞いておけるかどうかで、先生方の安心感はまったく違います。

3. 園のルールやNG事項を確認してくれるか

園には、園ごとの事情やルールがあります。

  • 映像に映ってはいけないお子さんがいる
  • 衣装の関係で、撮影の角度に配慮がいる場面がある
  • 園長先生の挨拶を映像に入れるかどうか
  • PTA会長の挨拶を入れるかどうか
  • 担任の先生の声をどこまで入れるか

こうした細かいことは、園の側からわざわざ言い出しにくいこともあると思います。

だからこそ、業者の側から「撮影で気をつけることはありますか?」「映像に入れてほしくない場面はありますか?」と聞いてきてくれるかどうかは、大きな安心材料になります。

私自身の経験でも、発表会の最中に衣装の乱れでお子さんの下着が見えてしまっていたことがありました。先生方は舞台袖からは気づけない角度でした。事前の打合せで「衣装まわりで気をつけることはありますか」と確認していたからこそ、すぐに先生にお伝えすることができました。

「何かあったら言ってください」ではなく、業者の方から聞いてくれる。

この違いは、思っている以上に大きいです。

4. 「行事を撮る」以外に、何ができるか

発表会や運動会をきちんと撮る。これは、どの撮影業者でも基本的にやってくれることです。

料理屋さんで言えば、「おいしい」のは当たり前。その上で「何が違うのか」がお店選びの決め手になるように、撮影業者にも「うちはこれができます」という得意分野があります。

たとえば——

  • 本番だけでなく、練習風景の撮影にも対応してくれる
  • 遠足や日常の行事など、年間を通じた撮影ができる
  • DVDだけでなく、スマホで見られる動画配信にも対応している
  • 注文前に保護者がサンプル映像を確認できるしくみがある

こうしたことは、聞かなければ分からないことがほとんどです。

「行事の撮影以外に、対応できることはありますか?」「御社の一番の強みは何ですか?」

この質問に、具体的に答えてくれる業者かどうか。それは、園にとっての選択肢の広がり方を大きく変えてくれます。

5. 事前にサンプル映像を見せてもらえるか

行事の映像は、撮り終わってから「イメージと違った」と思っても、やり直しがききません。

だからこそ、契約の前に過去の映像サンプルを見せてもらうことをおすすめします。

「以前撮影された映像を見せていただくことはできますか?」

これだけで大丈夫です。快く見せてくれる業者なら安心ですし、映像を見れば、画質や撮り方の雰囲気がすぐに分かります。

業者を変更される園さんの理由として多いのは、「映像の品質に不満があった」というケースだと伺っています。事前にサンプルを見ておけば、こうしたミスマッチを防ぐことができます。

業者に聞いてみたい質問リスト

この記事でご紹介した確認ポイントを「業者に聞く質問」としてまとめました。打合せや問い合わせの際に、お役立てください。

1
費用のしくみ
「撮影料はいくらで、DVD1枚いくらですか? 後から追加費用はかかりますか?」
2
全員が映るか
「全員が映るように撮っていただけますか? 難しい場面があれば事前に教えてもらえますか?」
3
園のルール確認
「撮影NGのお子さんや、映像に入れてほしくない場面について、事前に確認していただけますか?」
4
行事以外の対応
「行事の撮影以外に、対応できることはありますか? 御社の一番の強みは何ですか?」
5
サンプル映像
「以前撮影された映像を見せていただくことはできますか?」
+
納品時期
「納品はいつごろですか? 保護者に聞かれたとき、何と伝えればいいですか?」

まとめ

撮影業者を選ぶとき、一番大切なのは「この人たちなら大丈夫だな」と思えるかどうかではないでしょうか。

費用をはっきり説明してくれるか。園の事情を丁寧に聞いてくれるか。「行事を撮る」以外の強みを持っているか。——そういうところに、その業者の姿勢は表れます。

あと、意外と大事なのが「いつ届きますか?」への答えです。行事が終わると保護者からすぐに聞かれますので、納品時期の目安も最初に確認しておくと、先生方が安心です。

この記事が、撮影業者を選ぶ際の小さなお手伝いになれば嬉しいです。

壽田剛プロフィール写真

この記事を書いた人

壽田 剛(すだ たけし)

株式会社ピクトミナ 代表。長年、幼稚園・保育園の行事を撮影し、DVD/Blu-rayの制作・販売を行う撮影業者として活動。高い購入率を維持してきた実績を持つ。DVD制作の非効率を解消し、撮影業者が本業に集中できる環境を作るため、行事映像の動画配信プラットフォーム「ピクトミナVOD」を自ら開発・運営している。

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